「広報担当になったけど、SNSってどうやって続ければいいの?」
「更新が止まってしまってるけど、何を投稿したらいいかわからない…」
そんな悩みを抱えている学校広報の方は多いのではないでしょうか?
実際に、私も専門学校の広報担当として一人でSNS運用を任された経験があります。
日々の業務に追われながら、Twitter・Instagram・LINEを運用し、投稿内容の企画から画像・動画制作、チャット対応まで全て一人で行っていました。
さらに、私立小学校の広報としても、現場の先生たちが写真を撮って投稿文を書いて…
といった運用を見てきましたが、やはり継続が難しい現実があります。
本記事では、そんな現場を経験した私だからこそ伝えられる
「忙しくてもできる」「人手がなくても続けられる」SNS施策を3つに厳選してご紹介します。
SNSは、正しい方法と仕組みを整えることで、入学検討者の心を動かす強力なツールになります。
「とりあえずオープンキャンパスの告知だけ」になっていませんか?
宣伝っぽさを感じさせず、リアルな学校の魅力を届けるためのアイデアと工夫を、ぜひ参考にしてみてください。
「テンプレ投稿」でネタ切れゼロに
SNSが続かない理由の一つが「ネタ切れ」です。
忙しい学校現場では、毎回一からネタを考えるのは負担が大きすぎます。
私がSNS運用を始めた際、まず取り組んだのは「テンプレ投稿を4つ用意する」ことでした。
具体的には以下のようなものです。
- 学校×周辺グルメ紹介(投稿率UP&親近感◎)
- 学生インタビュー(リアルな声で志望動機に刺さる)
- 先生インタビュー(パーソナルな一面が伝わりやすい)
- 内定者インタビュー(進路の安心感・信頼感につながる)
これらを曜日や週ごとにルーティン化することで、「次、何投稿しよう…」という悩みが減り、更新が習慣化されます!
Q&Aストーリーで距離を縮める
SNSは “ 発信するだけ ” ではもったいない。
特にInstagramのストーリーズQ&Aは、リアルな疑問に答える最高の機会です。
私が運用していたIT系の専門学校では、
- 「校則はきびしいですか?」
- 「アルバイトと学業は両立できますか?」
といった、入学前の不安に関する質問が多く寄せられました。
これらのQ&Aをストーリーズで返すと、反応率(閲覧数・回答数)も高く、アルゴリズム的にも有利に働きます。
「この学校、ちゃんと質問に答えてくれる」という信頼にもつながり、DMでの相談や資料請求にもつながりやすくなりました。
写真と一言で「空気感」を伝える
SNSは、雰囲気=空気感を伝えるのに強いツールです。
オープンキャンパスや普段の授業風景などを、「告知」「報告」だけでなく、“ 一言添えた日常のスナップ ”として発信すると、よりリアルに伝わります。
あるとき、SNSにて地下直結の出入り口について軽く紹介しただけで、実際に来校した保護者の方が「SNSで知ってました!」と話してくれたことがありました。
このように、ちょっとした投稿が、安心感やスムーズな来校体験につながることもあるのです。
+α|「続けられる仕組み」を整える工夫
良い投稿ができても、続かなければ意味がありません。
私が実践していたのは、金曜日に1週間分の投稿を作成&上司にまとめてチェックしてもらう運用です。
さらに、
- 「生徒」ではなく「学生」と用語を統一
- 文面は女性が運営しているような柔らかい口調で統一
- タグは「#○○(校名)の先生」など検索性・蓄積性を意識
といったルールを明文化し、担当者が変わっても引き継ぎやすいように工夫していました。
まとめ
SNS運用は、「続けられる仕組み」があれば、忙しくても、チームが少人数でもしっかり運用できます。
本記事で紹介したのは、私自身が実践して効果が出た、再現性のある施策ばかりです。
もし「何から始めればいいのか分からない」と感じていたら、まずはテンプレ投稿を作ることから始めてみてください。
きっと、学校の魅力をもっと届けたくなるはずです!
「SNS運用が得意な先生がいない…」
そんなときに広報担当がやるべき “協力のもらい方” について、次回の記事でお届けします!